地上波の2023年春ドラマで最も好きなドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」、録画が溜まっていたので4話から6話を一気に観たので感想を書いておきます。
各エピソード単発で事件解決するので観やすいですし、いつも最後に小ネタとして挿入されている内容がグッときて泣けるネタが多く、地上波ドラマでは久しぶりに観ていてスカッとするドラマです。

主人公皆実のキャラがとにかくよい!
FBI捜査官と警視庁がタッグを組む、という設定からありえないものですが、アメリカドラマでみるFBI捜査官とこのドラマの主人公であるFBIの皆実捜査官は、全くキャラが異なります。恐ろしく謙虚です。
1話の最後で吉田羊さん演じる佐久良刑事が「人たらしなんでしょ」という捨て台詞を残しますが、本当にその通り!
色々な人を味方につけるプロだと思います。
この場面でこのようなことを言って周りを味方につけるのか!本当に勉強になるな、と思いながら観ています。
しかし、福山雅治さんは本当に歳をとりませんね。
第5話のラストで上川隆也さんと並んでドアップされたシーンがありました。
上川隆也さんもとても好きな俳優さんで、58歳なのに歳をとらないな、と思って観ていたのですが、福山雅治さんと並ぶと肌が全然違う!福山さん、肌キレイ!
福山さんは何をしたらあんなきれいな肌を保てるのだろうか。
4話、5話、6話ともに犯人逮捕の後のエピソードがとてもよい!
各話とも、犯人逮捕後に展開されるエピソードが泣けるシーンが含まれていてとてもよいです。
4話では今田美桜さん演じる吾妻さんが、10年前に皆実に直接手紙を送っていた、そのことを皆実が覚えていて、1話で再会したときに嬉しかったことが皆実の口から話されたところ、
5話では1位のインフルエンサーが実は失踪しており、お弁当を作ってアップし続けていたのは娘だったことが明かされるシーン、お弁当の記事にお母さんは「いいね」を押してくれていると思う、と皆実が話すところ、
6話では大泉洋さん演じる護道心太朗が幼いころ、養父である護道清二に渡した肩たたき券を清二がずっと取っておいてくれており、それを出して肩たたきを頼むシーン、
いやーなんでこんなに次々と泣けるシーンを挟み込んでくるのか!素晴らしいですよ。
でもこのドラマの終盤はきっと、心太朗の実父の冤罪が晴らされ、皆実が真犯人にたどり着くのでしょうね。
護道家が真犯人のもみ消しに関わっていた、真犯人が護道家のだれかだ、なんて展開になりませんように!と祈っているところですが…
違和感のある美形と方言
べた褒めなドラマですが、自分が気にかかる些細なことを2点だけ、
1点目は永瀬廉さんが演じる護道泉です。
警視庁次長の息子という設定です。永瀬廉さんは今話題のジャニーズのKing&Princeのメンバーのようですね。
今までドラマで見かけたことはなかったのですが、美形男子をわざわざこの役に起用しなくてもよかったのではないか?と思います。
もちろんおじさんの立場ではこのような感想になってしまうのですが、女性からみたら美形男子が起用されたほうがいいに決まっているのですよね。
それでもなんか違和感があるのです。美形なのに何だか存在が薄いのですよ。
では、今田美桜さんには違和感を感じないのか、と言われるとこちらも違和感はあります。
ですが、永瀬廉さんへの違和感と今田美桜さんへの違和感とは何かが違うのですよね。
一方で、第5話ではトップインフルエンサーの弁護士としてハリセンボンの近藤春菜さんが起用されていました。
これはウケを狙ったわけではないとは思うのですが、これはこれでしっくりいきました。

役者としてのキャリアの長さの違いからくる貫禄の差なのか?
2点目は皆実が滞在しているホテルのコンシェルジュ(?)なのかわかりませんが、部屋にいつもいる女性ですね。
なんであんなに東北弁丸出しなのだろう?
高級ホテルにあのような方が就職してきたら、話し方の研修で矯正されるのではないかな?
わざと親しみを込めてあのような話し方をしているのでしょうか。
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