今日観たドラマ 未成年裁判(Netflix) エピソード8~10

今日観たドラマ

ついに最後まで観終わりました。

未成年裁判、一言「すごい!」という感想しか出てこないドラマです。

すごい点(1) シム判事を演じるキム・ヘスさんの迫力

キム・ヘスさんはこのドラマで初めて知ったのですが、相当なベテラン俳優のようですね。

未成年裁判以外にも、ハイエナなどNetflix作品に出演されているようなので、他も観てみたいと素直に思いました。

未成年裁判のラストシーンで、シム判事が懲戒委員会にかけられるところ、もうシビれた!かっこよすぎ!

懲戒される立場になっても自分を貫き、信念を歌舞伎のセリフのように話すシーンは、ただただ見惚れました。

すごい点(2) 社会の矛盾を痛烈に表現し、期待を裏切らない

このドラマは、韓国社会における未成年犯罪に対して大多数の国民が抱く不満を、見事にあぶりだしているな、と感じました。

なぜ加害者がこんなに法律で守られるのか?」「被害者は置き去りにされていないか?」といった普通に疑問に思われることをドラマで取り上げ、理不尽だと感じている視聴者たちの期待を裏切らない結果を見せてくれます。

日本でも「司法制度(法律)は一体何を守っているのか?」と感じる判例が多々あります。

私は司法の専門家でもありませんし、幸い現在まで裁判所のお世話になることには巻き込まれていません。

しかし、誰もが一瞬で日常が奪われる事件に巻き込まれる可能性があるのです。

シム判事のセリフ「裁判所だけでも加害者に教えてあげなければならない」(正確ではないですが…)

シム判事自身も被害者家族であったからこそ、このような厳しい立場を貫けるのですね。

専門職には独立性が求められ、被害者家族が判事として裁くことがルール上はできないのでしょうが、被害者家族だからこそわかる被害者感情もあります。

このドラマでは、「あーあ、やっぱりこの判決(結末)で終わるのか。残念だ。」というストーリーはありませんでした。

重いテーマでも観終わるとスカッとするわけです。

すごい点(3) 部長2人のキャラ

以前の感想でも述べましたが、韓国ドラマの主人公の上司は不正をしていたり、人間的にひどい人が出てくることが多いです。一方で人情味あふれる上司は大体死んでしまいます

未成年裁判ではシム判事の上司として、2人の部長が出てきます。2人ともよい意味で期待を裏切ってくれました。単なるひどい上司ではなかった!ということです。

カン部長は前回の感想で述べたとおりですが、その後任のナ部長、なかなかの曲者かと思っていましたが、上述のとおり最後は期待をよい意味で裏切ってくれて、納得の判決を出してくれました。

しかし、シム判事の息子の事件の担当判事がナ部長だったとは!シム判事の言葉に心動かされたのですね。

「大人として謝りたい」との最後の言葉、そしてシム判事の懲戒委員会に黙って先に現れるところ、にくい演出です。

しかしナ部長を演じるイ・ジョンウンさん、自分が今まで観たドラマに出てきたはずなのに、思い出せないし、調べても出てきません。なんのドラマだったのだろう!?

余談

このドラマでは全くどうでもよいキャラでしたが、梨泰院クラスやヴィンチェンツォで重要な役を演じていたユ・ジェミョンさん、もっと観たかったな!

コメント

タイトルとURLをコピーしました