楽しみにしていたNetflixの「ペーパー・ハウス」の韓国でのリメイク版「ペーパー・ハウス・コリア 統一通貨を奪え」の後半がついにNetflixで公開されました。
それは総合的にみると本家「ペーパー・ハウス」が大好きですが、大好きだった本家スペインの「ペーパー・ハウス」を踏襲している面がありながらも、韓国独特の要素を加えており、期待以上の面白さで、一気に#7~#12の6エピソードを観てしまいました。
やっぱり敵は「議員」なのですね…
「ペーパー・ハウス・コリア」では強盗団たちも、リーダーである教授の真意を理解していない面があったと思います。
いったい教授は何のためにこの強盗を計画したのか、強盗団たち全員が完全には理解できていなかったでしょう。
結局#11で強盗にいたるまでの教授のエピソードが、教授の口から警察の交渉係であるソン・ウジンへ語られるわけですが、韓国ドラマでは議員が必ずと言っていいほど悪役です。
さらに教授の弟であるベルリン(本家と設定が逆!)には、北朝鮮の収容所で非人間的な扱いをされた過去があるのですが、そのときの監視官が北朝鮮側の高官となって、南北統一会談に出席するということで、過去の因縁を強盗の中で晴らすという目的がありました。
単なる強盗では終わらず、利権を貪る議員や高官を叩きのめす、という韓国ドラマにありがちなストーリーですが、観ていてスカッとしました。
ベルリンが死なないでよかった!
本家と兄弟設定が逆になっているものの、相変わらず強盗団の中でキーパーソンとなるベルリン、本家ではシーズン2のラスト、突入してきた警察から仲間を逃がすため、盾となり最終的には銃撃戦で敗れて死んでしまいます。
しかし、なんと韓国版では、地下に仕掛けた爆弾を銃で撃ち、逃げ道の入り口を自爆して塞ぎ仲間を救ったのか、と思わせておきながら最後にマンホールから生きて再登場します。
この設定には驚きました。
韓国版のオリジナリティがこのようなところで現れるとは!
ところで、ベルリンを演じているパク・ヘスさんですが、この前ドハマりしたNetflixドラマ「ナルコの神」や「イカゲーム」にも出演されていましたね。
特に「ナルコの神」の国家情報院の職員と、今回の「ペーパー・ハウス・コリア」の強盗団のリーダー、それぞれのドラマで全く違う役を演じるところはさすがです。
ベルリンだけは、本家より韓国版の方が好きだったかもな。
韓国版オリジナルキャラ「ソウル」がいい
もう一つついでですが、韓国版のオリジナルとしてベルリンを助ける「ソウル」という女性キャラが登場します。
この「ソウル」、ベルリンが北朝鮮の収容所で非人間的な扱いを受けたという高官、いうなればベルリンの宿敵の娘というなんともすごい設定です。
終始難しい表情をしながらも適格な対応を常に行い、最後のベルリンを助けに向かうシーンでは感情をむき出しにする、というとても好きなキャラでした。
トーキョーは撃たれたのではないの?
色々と感想を書きたいのですが、一つの記事には収められません。
ただ、どうでもいいツッコミをするなら、最終話で突入してきた警察に、トーキョーは後ろから撃たれたのに、なんであんなに何事もなかったかのように動き回れたのだろう。
特に教授が自首しようとしたところ(このシーンに対しても言いたいことが色々あります!)を止めるシーン、とてもその前に撃たれた人の動きだとは思えない!
トーキョーは本家とキャラも少し違ったかな?
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