また出会ってしまったドハマりドラマ、一度観始めると止まらなくなるドラマ、Netflixの「ナルコの神」
麻薬王ナルコスの韓国版といった立ち位置のドラマなのでしょうか。
韓国人麻薬王を検挙するための国家情報院極秘任務に民間人が参加する、というなんともドラマチックな話ですが、Netflixの説明によると実話をもとにしているようです。
9月に配信が開始されてからなんとなく気になっていましたが、9月中・下旬はゆっくりドラマを観る時間がなく、10月になって観始めましたが、前述のとおり観始めると止められなくなり、あっという間に観終わってしまいました。
観ていて緊張し、手に汗を握りながら観るドラマ「ナルコの神」の感想を、忘れないうちに書いておきます。
退屈に感じた#1から激変するストーリー
このドラマの主人公カン・イングは壮絶な半生を歩んできましたが、一発逆転を目指して友人と南米スリナムで事業を開始します。
しかし、そこで韓国国家情報院の麻薬王摘発極秘任務に巻き込まれていく、というエピソードです。
#1はカン・イングの壮絶半生を語るところからスタートします。
このシーンを観ているとカン・イングが麻薬王になるのか?と勝手に勘違いしてしまうほど、カン・イングの半生が壮絶です。
しかし、その半生を描く刺激的シーンが終わり、実際にスリナムで起業したてのシーンで終わる#1は正直退屈です。
ただスリナムでカンさんに優しく接してくる教会の牧師チョン・ヨハン、この人が真の悪役だということはいくら鈍い自分でも観ていてすぐにわかりました。
何となく退屈な感じだな~と思って観ていた#1ですが、#2で国家情報院のチェ・チャンホと刑務所で接してからは急展開し、観ていてハラハラします。
この「最初のエピソードはそこまで面白くないけど、2,3話から急に面白くなる」のは、韓国ドラマによくあるパターンです。
余談ですが、私は南米に「スリナム」という国があること自体、このドラマを観て初めて知りました…
地理を履修していると学ぶのでしょうか?
麻薬王チョン・ヨハンのキャラ設定がすごい(というより面白い…)
麻薬王が牧師をやっているという設定がすごいし、ある意味面白いのですが、裏社会では実際にこういったことがあるのでしょうか。
麻薬王であり悪の権化の存在であるはずのチョン・ヨハンですが、何となく観ていて嫌いになれないキャラです。
本当に騙されているのか、騙されたフリをしているのか。
自分の取り巻きたちを本当に信用しているのかも、あえてよくわからない態度をとっているように見えます。
麻薬王なのに主人公のカン・イングを「カンさん」と「さん付け」で呼ぶところも、不気味で笑えます。
取引相手の子どもが好きな選手のサインボールの偽物を用意して渡すところも、ウケ狙いなのかと疑ってしまう演出です。
そして極めつけはラストシーン、あれだけ派手な銃撃戦やカーチェイスを繰り広げておいて最後にDEAに囲まれた時、「私は牧師だ、何も知らない」は爆笑ものでした!
パロディーなのでしょうか⁉
主人公の難局のきり抜け方が秀逸
主人公のカン・イングは壮絶な半生を過ごしてきているからか、難局のきり抜け方がすごいです。
本当に一民間人とは思えません…
チャイナタウンでは何度か始末されそうになるにもかかわらず、チャイナタウンのボスであるチェンとグルになってチョンを倒そうと画策するところはとにかくすごいです。
天性の人たらし術を持っていた、ということでしょうか?
「国家情報院のおかげでかえって危険な目にあっている」というセリフは本当にそのとおりで、この人元から国家情報院の職員だったのではないかというくらい、悪者との当たり方、トラブルの対処法がうまいです。
しかしカンさんがところどころでみせる、柔道の背負い投げのような技を出すシーン、これは自分が見落としていたのかわかりませんが、カンさんが過去にこの技を会得したエピソード、ありましたっけ?
細かいツッコミですが最後の銃撃戦、なんであんなにカンさんが運転する車は銃弾を浴びているのにカンさんには当たらなかったのか?
一つの記事では感想を書ききれない
いつにもまして乱暴な構成の記事になってしまいました。
正直、一つの記事では感想を書ききれないです。
人物編、ストーリー編などに分ける、もしくはエピソードごとにわける、といった方法で感想を書いた方がよかったかな、と思いました。
エピソード3を観終えたあたりで一度感想を書いておけばよかったのですが、何度も書いているとおり、「一度観始めたら止められないドラマ」だったのです。
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