前回感想を書いたNetflixの「模範家族」というドラマ、タイトルとは裏腹になかなか熾烈なシーンが数多く出てきて、Netflixでも「大人向け」という表示がされております。
以前観た韓国ドラマ「マイネーム」を思い起こさせる内容かと予想はしていましたが、＃３以降の話が進むにつれて非常に面白くなり、一気に最後まで観てしまいました。
主役ではなく、麻薬組織No2グァンチョルを応援してしまう
前回の感想にも書きましたが、「マイネーム」で麻薬組織のボス：チェ・ムジンを演じていたパク・ヒスンさんが、このドラマでは麻薬組織のNo2 マ・グァンチョルを演じています。
グァンチョルは所属していた麻薬組織との関係がこじれて独立するため、様々な人から命を狙われます。
主役である大学講師のパク・ドンハも、確かにいい味は出しているのですがいまいち好きになれず、主人公家族で好きになれるのは、心臓病を患っているが優しすぎる息子のヒョヌくらいでした…
このドラマではグァンチョルが主人公でもいいのではないの？と思うくらい、グァンチョルを応援してしまいます。
「マイネーム」で演じたチェ・ムジンのバイアスが自分にかかっているのかはわかりません。
兎に角、グァンチョルの生き様がカッコよかった。裏切った部下を始末しないところも意外だった。
メッセンジャーから不意打ちを食らって縛り上げられますが、そこから這い上がるところ、最後には死闘の末メッセンジャーを始末するところ、いずれもカッコよすぎた！
警察は影が薄かったが…ラストは衝撃！
「模範家族」でも警察はこのドラマの事の発端であり重要な役割を担っているはずですが、あまり大きくは描かれずむしろ影が薄かったと感じました。
しかし、終盤の裏切者が発覚してからの展開が兎に角すごい。
最後に裏切者を始末するシーン、ガラス張りの部屋の外から一発で仕留めるシーン、これはすごかった！！
別ドラマに出ている俳優たちの代わり映えがすごい
Netflixで韓国ドラマを相当数観てきたからか、韓国の俳優陣も以前ほかのドラマで観た人たちが増えてきています。
今回の「模範家族」でも「あ、この人か！」と思う俳優が何人かいました。
部長検事と麻薬組織No1
まずは「模範家族」で麻薬組織No1ファン・ヨンスを演じたチェ・ムソンさん。
このドラマでも麻薬組織のNo1としてはなんとも頼りないNo1だな、と思って観ていました。
最後まで残念な死にざまでした。
この人、以前ハマった「秘密の森 シーズン２」で部長検事ウ・テハを演じていましたね。
ウ・テハも最後は残念なキャラ（というより秘密の森 シーズン２における全ての始まりを担う役）でしたが、模範家族のファン・ヨンスも残念なキャラでした。
危機交渉チーム員と麻薬組織構成員
次に麻薬組織の構成員チェ・カンジュンを演じたキム・ソンオさん。
グァンチョルにボコボコにされたり、車が派手に横転したにもかかわらず死なないで大けがしたけど生き残るしぶとい悪役でしたが、最後はまっとうな殺され方をしていました。
そんなキム・ソンオさんは最近観たばかりの「ペーパー・ハウス・コリア」で危機交渉チーム員を演じていました。
「ペーパー・ハウス・コリア」ではそこまで重要な役柄ではないし面白味もなかったのですが、「模範家族」のカンジュンは癖があって面白かったです。
警察相手に「Police?」と妙な英語で尋ねるところが個人的にはツボにはまりました。
連続殺人鬼と麻薬組織メッセンジャー
「模範家族」で麻薬組織の上部組織のメッセンジャー役をしているウォン・ヒョンジュンさん、この方も以前Netflixで観た「憑依～殺人鬼を追え～」で連続殺人鬼ファン・デトゥを演じていました。
この記事を書くために調べていると「梨泰院クラス」にも出演されていたのですね。
「梨泰院クラス」の時はまったく気が付きませんでした。
「憑依」はなかなかシュールなドラマで、現実ではまず起こりえない設定でした。
「憑依」のファン・デトゥは腹が立つ連続殺人鬼で、早く始末されてくれと思いながら観ていましたが、そのファン・デトゥを演じた方が、この「模範家族」でも腹が立つキャラとして登場したのには驚きました。
麻薬組織のメッセンジャーが警察だったとは、韓国ドラマにありがちな展開だなという感想を持ちますが、最後はグァンチョルとの死闘の末、敗れていましたね。
あまり大きく見えませんが身長は１８０センチを超えています。
出演者が皆身長が高いため、１８０センチでもあまり大きく見えないところがすごい…
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