TBSに金曜ドラマ 伝統もあり長く続いている枠ですが、近年は観ることが少なくなっていました。
このブログを書くために調べてみましたが、以前みたTBSの金曜ドラマ枠は2016年4月の「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」でした。
ああ、金曜ドラマは6年以上観ていなかったのか。
特に面白くて印象に残っているのは2014年7月の枠で放映された松雪泰子さん主演の「家族狩り」ですね。
そんな金曜ドラマ「石子と羽男」、何となく観てみました。
視聴のきっかけ
前回2022年4月枠で放映されたフジテレビの月9「元彼の遺言状」も、弁護士が主人公のドラマでしたが、正直期待外れでした。
そんな中、また弁護士が主役で法律事務所が舞台となるドラマが放映されるとのことでしたので、期待をしたのです。
「元彼の遺言状」は綾瀬はるかさんが好きだから、という不純な動機で観始めましたが、今回の「石子と羽男」は有村架純さんが好きというわけではありません。
有村架純さんはかわいい印象を持っていましたが、このドラマを観て「こんな顔だったっけ?」という感想を持ったほどです。
タイトルのサブフレーズの「そんなコトで訴えます?」にも興味をもちました。殺人というより些細な事件をうまく解決するドラマなのか?と期待を持ったのです。
バディものは仕方ないが…
有村架純さん演じる石子がパラリーガル、中村倫也さん演じる羽男が弁護士という設定です。
しかし、この羽男のキャラが微妙でよくわからなかった、というのが正直な感想です。
フォトグラフィックメモリーという、目で見たものをそのまま記憶できる能力を持っているとのことで、さながらアメリカのドラマ「SUITS」のマイク・ロスを思い起こさせる設定でした。
始まりの離婚に向けた協議をしている場面?では非常にキレのある弁護士だったのに、石子に登場した時間の件で突っ込まれたり、喫茶店のおじさんに想定とは違う反応をされたりすると、しどろもどろになったり、手が震えたり…
過去のトラウマなど、今後ドラマが進むにつれてピックアップされるのかもしれませんが、期待していたキャラとは違うな、というのが正直な感想です。(マイク・ロスを期待した自分が悪い!)
ぬけている弁護士を、しっかりしたパラリーガルが支えるというバディを描いたドラマならそれはそれで仕方がないです。
しかしとことんぬけているわけではなく、やっぱりしっかりしているじゃん!と思えるシーンもあったりして、キャラの受け入れが難しいのですよ。
また、石子はしっかりしたパラリーガルですが、なぜ弁護士にならないのか、このあたりもこれから話が進むにつれて解明していくといいです。
弁護士を身近に感じてほしいという意図があるのか
エピソード1は15分拡大版だったからか、大きな話として喫茶店の顧客の充電問題(電気の窃盗)と中古車屋で展開されるパワハラ問題の二つがありました。
詰め込んで一つ一つの話が雑にならないか心配でしたが、コンパクトにまとまっていて楽しめました。
サブタイトルの「そんなコトで訴えます?」に詰められている意図のとおり、弁護士はもっと身近な存在なんだ、法律は日常のこういった場面で生きてくるのだ、ということをしっかり伝えていくドラマだといいな、と感じます。
不動産の勉強になる「正直不動産」の法律版のようなドラマを期待するということです。
喫茶店の客による充電問題、中古車屋のパワハラの話、どちらも身近にありそうな話なので、今後のエピソードでも、話として派手さはなくても、この場合どういう点が法律上問題なのか、法律事務所はどのように利用できるのか、丁寧に解説してくれるドラマであることを期待しています。
最後に余談、レクサス車とトヨタ車でカーチェイスするシーンがありましたが、このドラマのスポンサーはトヨタなのでしょうか?
コメント