2023年の春ドラマは既に終了して、夏ドラマが続々開始しています。
録画したまま溜まっていて観終わっていなかった、日テレのドラマDeep「夫婦が壊れるとき」を最終回まで一気に観たので、感想を書きます。
ハッピーエンドで終わってよかったこと、稲森いずみさんがとにかく美しかったこと以外に感じたのは、13話あるとはいえ30分ドラマなので、色々と端折りすぎていて、もう少し詳しく描いてほしいエピソードが多かったという印象です。
このドラマはイギリス版・韓国版があるそうですが、韓国版は凄いのだろうな、と勝手に想像しているところで、ぜひ観てみようと思っています。
金を勝手に使う夫は確かに最低だが…
このドラマの浮気夫である昂太はどうしようもないクズだというのは、どの視聴者も持つ感想だと思います。
しかし、色々と違和感のある部分もありました。
まずは、なんと言っても夫婦のお金を勝手に使い込んでいることについて、会計士に探りを入れないと気が付かない、というのはおかしいでしょ!
稲森いずみさんが演じる陽子は、お金を稼いでいる女医さんという設定ですが、自分の口座の残高は無頓着なのでしょうか。
自宅を担保に入れてお金を借りていたエピソードもありましたが、自宅の名義が陽子になっているなら、担保の登記をする際に本人に対する確認など、司法書士や金融機関がやりますよ。
このあたり、昂太はどのようにうまく切り抜けたのかな?
浮気相手の実家に乗り込むのは無理があるのではないか?
エピソード11では浮気相手である理央の実家に、陽子夫婦が押しかけます。
そもそも昂太は車で向かっている途中で、どこに向かっているか気が付かないの?
普通だったら途中で行先に気が付いて、なぜそこに向かっているのかお互いに話し合ったりしそうなものですが…
さらに、突然押しかけて、理央の両親さらには理央本人もしっかり家にいるのは、偶然にしてはでき過ぎていますよね。
理央が両親に浮気を暴露されて逆上し、陽子に向かって「このクソババアー!」と叫び陽子を殴るシーンは、このドラマ一番の見どころだったと思います。
余談ですが、理央を演じている優希美青さんという方はこのドラマで初めて見たのですが、かわいらしい感じが抜けなくて、浮気相手の悪い女になりきれてなかった感があったかな。
だからと言って、他に誰がよかったのかと尋ねられても答えられないのですが…
地上波にありがち、最終回に詰め込み過ぎ問題
エピソード13の最終回で、事態が一気に進みました。
結局はスカッとする結末、すなわち昂太とは離婚し、親権も陽子が持つ、浮気相手の理央は両親から勘当される、という展開でした。
昂太と離婚に至る前のエピソード12では正直、陽子ピンチか?と思う展開から、急旋回してハッピーエンドに向かったのはとてもよかったです。
昂太が自分に手を挙げるように仕向けた陽子は凄かった。
しかし、いかんせん最終回に詰め込みすぎなのですよ…
こういうコンパクトにまとめて急展開する方がよい、という意見もあるのでしょうけどね。
それから詰め込み過ぎている割に、あの人たち本当にドラマを進めていくうえで必要だったの?という人たちが結構いたかな。
なんと言っても、あの胡散臭い会計士とその奥さん!
特に奥さんは陽子に嫉妬してネットに悪口を書き込むとか、ストーリーの本筋展開からみるとただのノイズでしかないですね。
こんな役割の登場人物、本当に必要か?と思いながら観ていました。
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