仕事が立て込んでいるにも関わらず、先週3月10日にNetflixで配信されたザ・グローリー~輝かしき復讐~の後半8話を一気に観てしまいました。
とにかく次がどうなるのか気になって、一度観始めたら止めることができないドハマりドラマです。
結論から申し上げますと、ただただ圧倒されるし、観ていてスカッとする、これぞ復讐ドラマ!という印象で、これに慣れると残念ながら日本の復讐ドラマは生ぬるく感じてしまいます。
毒親をどう始末するのかハラハラしながら観ましたが…
復讐のターゲットとなる5人の元同級生(いじめの加害者)たちもさることながら、その同級生と同じくらいもしくはそれ以上に鬼畜に描かれているのが、ドンウンの母親です。
この母親、出てくるたびに腹立たしくドンウンはこの母親をどう始末するのだろう、とずっとハラハラしながら観ていました。
しかし、その結末が本当によく考えられている!
様々な精神疾患を患っているとして、閉鎖病棟に閉じ込めたわけですね。
さすがに命までは取らなかったけれど、この結末はすごかった。
母親が部屋に火をつけたとき、やられっぱなしで終わるのか?と一瞬心配しましたけど、この瞬間を映像に残し、診断の参考資料にするとは…
復讐のターゲットたちの表情がすごい
いじめの加害者たちが大人になってからも下衆であることには変わりないのですが、演じている俳優陣の演技力が高く、それぞれの表情がすごいです。
ドンウンと対峙するときの口元を震わせる表情がとても絵になっています。
でも意外だったのは、女性陣はだれも死ななかったことですね。
首をペンで刺されて声が出なくなったヘジョンが惨かったかな?と感じます。
いじめ加害者たちのヒエラルキーの中ではヘジョンが一番下だったのでは?確かに一人だけ逮捕されていませんが、声を出せなくなるとは…しかし、障害を負った後の演技もまたうまかった。
一方で、主犯のヨンジンは逮捕され家族も失いましたが、物理的な被害は受けていませんね。これはこのドラマで最も意外でした。
結局のところ、ドンウンが苦しみながら生きることをヨンジンに求めていたからでしょう。
夫にも娘にも見放され、母親には売り渡されるわけですからね。
しかし、その女性人たちと比べると、男性陣2名はひどい最期を迎えました。
特にジェジュンの最期はすごかったですねー
この死に方は、過去観た韓国ドラマの中ですごい死に方をした「ヴィンチェンツォ」の悪役チャン・ジュヌが始末された時に匹敵するのでは?と思うくらいすごかったです。
もう一つの復讐が終わっていないが…
ドンウンを助けてくれるヨジョン、王子様ではなく「一緒に剣舞を踊ってくれる処刑人」、という表現がまたすごいし、一度聴くと忘れられないですね。
父親である院長が理不尽な殺され方をしていますが、その復讐が完結せずにドラマが終わってしまいました。
この終わり方、韓国ドラマにありがちですよね。
何か含みをもたせて終わる方法、確かにドンウンの復讐が既に完結しているため、ドラマの終わり方としてはこれでもよいのでしょうが、欲を言えばヨジョンの復讐まで完結させてほしかったな。
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