ずっと観続けていますが、感想を書いていなかった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、いよいよ佳境を迎えつつあります。
NHKは大河ドラマ以外全く観ていないので、受信料はそっくりそのまま大河ドラマ視聴料ということです。まあ高いですね!
(子どももPrime Video やYouTubeに夢中で、教育テレビを全く観なくなってしまいました…)
とはいえ「鎌倉殿の13人」、巷での評価は存じ上げませんが、とても面白くて気に入っています。
ただし、#46は少々がっかりしたので、これまでの感想を改めて書いておきたいと思います。
小池栄子さん演じる北条政子が一番気に入っているが…
このドラマの感想をずっと前にも書きました。
その時にも書きましたが、このドラマで一番気に入っているキャラは小池栄子さん演じる北条政子です。
#46は「将軍になった女」というタイトルだったので、それはもう期待して観たのです。
ところが、#46はここ最近の「鎌倉殿の13人」の中では、最も面白くなかったです。
私の日本史の知識は中学生のレベルで止まっているので、史実を詳しくは知りません。
しかし、政子が義時の暴走を許せなくなり、自分が義時を止めるという使命感を持っていたのなら、そのあたりの政子の気持ちをもっと詳しく描いてほしかったです。
ドラマの演出として、村の農民と政子のやり取りのシーンがありましたが、あんなに簡単に農民とやり取りできたのでしょうか。
それこそああいった場面に忍がいて、暗殺されるなんていうリスクもあるのではないか、と余計な不安を抱きながら観たものです…
あと、時政の最後の晩餐のときにも唱えていた、あの呪文「オンベレブンビンバ」は大姫の呪いの言葉でしたか?
あれを政子と実衣が二人で唱えることに、何の意味があるのでしたっけ?別れの歌?
シリアスな場面とパロディー的な場面のバランスが崩れていないか?
このドラマの魅力的なところは、残虐な場面も数多くあるにも関わらず、パロディー的な要素を盛り込んだ場面もあり、そのバランスが絶妙だったところにあると思っていました。
しかし、最近の回ではパロディー的な場面が「この場面は、ひょっとして笑いをとることを狙ったのかな?」と、いったん止まって考えないとわからない場面になってしまっていて、少し残念です。
具体的に言うと後鳥羽上皇と時房のやりとり、笑いを取りたいなら、もっとはっきり笑わせる場面にしてくださいよ!
政子(小池栄子さん)の顔芸も最近は出てこなくて寂しいです。政子が年を重ねたという設定だからでしょうか?
政子の顔芸が見たい!
三浦義村が素敵!
このドラマの影の主役なのではないか、とも思う山本耕史さんが演じる三浦義村ですが、要所要所でキーになる役割を演じていて、とても魅力的です。
前回までの実朝暗殺を公暁にたきつけるところ、北条義時も始末しようという野心が見えたところ、暗殺が失敗しそうになると、途端に立場を変え、最終的に公暁を葬るところなどなど、
観ていてここまで立場を変えられるのかと感心してしまいます。カメレオンのような男と言ったらよいのでしょうか。
山本さんの義村を演じる表情がとてもいいです。
しかし、義時も義村が怪しいことは気付きながらも、切り捨てられないところが、為政者でありながら友人でもある義時の苦しいところなのでしょう。
たまたま鎌倉殿の13人のホームページをみると、山本さんのインタビューが掲載されていて、興味深く拝読しました。
史実では義時より義村が長生きしたようです。このドラマが最終回を迎えても生き残る、ということですね。
最終回に向けて、義村がどのように立ち位置を変えてくるのか楽しみです。
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