最近色々やることがあり、好きなドラマを落ち着いて観る時間がなく、ブログも滞りがちです。
そんな中、テレ東ドラマ24の「雪女と蟹を食う」の#10を観ましたので、忘れないうちに感想を書きます。
死を覚悟していたはずの「北」がいつの間にか死ぬ意思を捨て、彩女にまで死ぬことをあきらめさせようとするその姿は、正直言って残念でなりません。
彩女のドレス姿はきれいだが…
彩女にウェディングドレスを着させてあげるシーン、確かに、彩女がウェディングドレスを着て北に抱きつき涙を流すシーン、彩女にも普通の女性の一面が垣間見えたシーンでした。
本来であれば感動する場面なのでしょう。
しかし、なぜか自分の心には響かなかったな。
彩女の死の決意は固くゆるがないものだと思っていますが、ドラマはそうは進まないのかな?
なぜ感動しなかったかというと、北の気持ちばかりが描かれていて、彩女の気持ちがよくわからなかったから。
まあ、あの涙を観て彩女の気持ちは理解しなさい、ということなのかもしれません。
しかし、彩女は「ウェディングドレスを一生に一度着てみたい」なんて執着を持たない女性だと私は思っています。
売れない小説家の旦那を大金で支え、小説の元ネタまで提供して支え続けた彩女、そんな女性が今更ウェディングドレス?
そんな彩女がウェディングドレスを着て、今の旦那に対する複雑な気持ちなどが思い浮かんだりしないのかな?と勝手に思ってしまったのでした。
北は非モテスパイラルに陥っているのでは?
人生に絶望して死のうとまで思っていたはずの北が、今ではすっかり生き延びる気満々で、彩女にまで死ぬのをやめてほしいと思い、彩女の死を止めるために必死になっています。
確かに、家族からも冤罪で見放されてしまい人生に絶望していた若い男が、セレブ人妻と二人で旅行していれば情もわくでしょう。
しかし、北はもう彩女しか見えなくなっていて、「彩女さん、あなたも自分と同じ気持ちじゃないの?この詩が響かないの?死ぬことなんてどうでもよくなってないの?」なんていう内心の言葉から、もう残念ながら気持ち悪くなってしまっています。
むか~しむかし読んだ「恋愛工学」の本に書いてあった「非モテスパイラル」
つまり、ちょっと優しくされた女性を好きになり、自分にはその女性しかいない!と勘違いをしてしまい、下手に出るようになり、好きな感情をうまく表現できなくなる人ですが、北は間違いなくそれに該当しています。
「あなたは死ぬ覚悟ができていない」と札幌で彩女に言われて拒絶されているのも効いていますね。
いつも不思議、彩女の服
それにしても彩女はおしゃれです。
いつも様々な服を着ていますが、自宅から持ってきているのでしょうか?途中で購入しているのでしょうか?
コメント