先月ドハマりして、1週間以内に16エピソードを一気に観た韓国ドラマ「秘密の森 シーズン1」でしたが、シーズン2も気になって観ました。
結論から申し上げると、シーズン1の方がはるかに面白かったです。
シーズン2の評価は「普通」というところでしょうか。
名脇役2人の退場が寂しい
前回シーズン1の感想を書いた際に名脇役2名がとても魅力的だという話をしました。
たくさんのドラマに様々な役で出演されているユ・ジェミョンさん、そして悪役の王道イ・ギョンヨンさんです。
残念ながらシーズン2ではこの名脇役2名が退場してしまいます。
シーズン1最終回で、1人は自殺、1人は逮捕されるのでシーズン2での退場は当然と言えば当然なのですが、回想シーンさえもシーズン2の最終回で夢に1人出てくるだけです。
イ・ギョンヨンさんは悪徳財閥ハンジョグループのボスだったので、逮捕されてもしぶとく出てくるのではないか、と期待したのですが、全く出てこず、本当に残念でした。
ダークさが薄まった?
シーズン1では韓国ドラマによくあるダークな面が、ここぞとばかりに登場しました。
シーズン2のメインテーマは、前回に引き続き検察と警察の捜査権に関する縄張り争いですが、まずシーズン1と比較して死んでしまう人が圧倒的に少ないです。
人が死ぬのを期待してドラマを観るのか!と怒られそうですが、シーズン1がそのようなドラマだったので、シーズン2でも期待していたということです。
主人公に身近な検事ソ・ドンジェが中盤のエピソードで誘拐監禁されますが、最後には意識を取り戻します。
このあたりも韓国ドラマの王道である、主人公の身近な人が死んでしまう路線とは異なっています。
全体的にダークさが薄まり、迫力もなくなったと感じました。
上司が悪人という韓国ドラマによくある設定は、このドラマでも期待を裏切りませんでした。
部長検事ウ・テハが見事にあてはまりましたが、警察の情報部長チェ・ビッは悪人ではなく、少々かわいそうなキャラだっと気がします。
影が薄くなった財閥
シーズン1では悪徳財閥ハンジョの影響力がとても大きく、物語の中でも重要なポジションを担っていました。
しかし、シーズン2では一貫して影が薄く、このような立ち位置なら別にいなくてもよいのではないか?と感じる場面が多かったです。
罪を犯した会長が逮捕された後なら仕方ないのかもしれませんが、悪徳財閥が悪徳のままなのか、更生していくのか、立ち位置がよくわからなかった!
もう一つ、矢張りユン・セアさん演じる、イ・ヨンジェは財閥の会長というキャラではないのですよね。
シーズン1で演じていた次長検事の妻で財閥の会長の娘(要は単なるセレブ妻)、というキャラのままがよかったのではないかと思います。
それでも「経営者にしては口紅が濃すぎる」指摘をされて、口をめちゃくちゃに拭くシーンはとても面白かった!
シーズン3への布石なのか
前述のとおりハンジョの影が薄かったのですが、シーズン2で重要なエピソードである別荘での不適切な会合について、あまり詳しく描かれておらず、もやもや感が残ってしまいました。
しかし、これはシーズン3への布石なのか、と感じてしまいます。
シーズン2の物語の重要な出発点でもある、弁護士の心筋梗塞による死亡が起きてしまった別荘での会合にハンジョがかかわっていました。
そのことを知って色々調べていた途中で誘拐監禁されてしまう検事ソ・ドンジェ、
最終回でイ・ヨンジェが意識不明のソ・ドンジェに見舞いに来るシーン、
最後にハンジョについてソ・ドンジェがどのように証言するかはわからないまま終わるラストシーン、
これはシーズン3が続く布石を残したのではないか、と勝手に期待してしまいました。
ぜひシーズン3が公開されることを願います!
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