2023年冬ドラマでは一番面白いのは間違いない、カンテレの「罠の戦争」、第5話まで観ました。
面白いし草なぎさんの演技に引き込まれることに変わりないのですが、何となく話のスケールが小さく感じてしまうのですよね。
議員秘書が議員に恥をかかせるようなことは絶対しないはず
第3話では、色々と探りをいれている鷲津のことを犬飼が大勢の議員の前でさらし者にして、クビを宣告する場面があります。
しかし、最終的にはちょうど同じ時間帯に、建設会社?か何かに捜査が入ったことで状況が一変します。
この捜査が入ったことを犬飼に大勢の議員の面前で伝える第2秘書の貝沼!いくらドラマとはいえ、これはないでしょう!
普通の秘書なら、「大臣ちょっとお話が…」と声をかけて、別室に引きずり込んでから伝えるものでしょう。
議員に恥をかかせるようなことを、議員秘書がしてはいけませんよね。それとも、この貝沼も鷲津の仲間だったということでしょうか?
貝沼の立ち位置が全然つかめません。スパイなどでもなく、単純に出来が悪い秘書なだけでしょうか?
#4、#5は話が単純に進み過ぎて…
#4と#5では、鷲津が議員に立候補する、というなかなか普通では考えられない展開が進んでいます。
議員に立候補すること自体はよいのですが、#4の後援会長の心変わり、#5の選挙での逆転劇はストーリー展開が単純すぎる、という感想を持ちました。
テンポよく進むのでよい、という見方もできるかもしれません。
しかし、#4ではあれだけ鷲津のことを敵視していた後援会長の鰐淵が、認知症の母親の件で手を焼いた鷲津に対してすぐに味方になってくれました。
このような単純な展開なら、一話を割く必要ないかとも思いますが、鰐淵とのやり取りに一話も割いたのですから、逆の見方をするとこの鰐淵は今後もキーパーソンとして登場し続けるのでしょうか。
また、#5では最後の演説で選挙情勢をひっくり返した、ということでしょうか?
あの最後の選挙演説を聴いていた人はそこまで多くなかったですし、国政選挙であっても有権者の関心ごとは自分の生活のことなので、候補者が自分の息子の話をしても、あまり投票行動に影響を及ぼさない気がしますけどね。
もちろん草なぎさんの演説はかっこよかったですよ。
それにしても、手の込んだ選挙妨害をしてきた首相の補佐官は、結局手を引いたのでしょうか。
首相補佐官ならあの手この手を使って、もっと複雑な妨害ができそうで、いうなればここで一つの戦争が勃発するのではないか、と期待していたのですが…
ラスボスが鶴巻幹事長とは思えないけど…
#5の最後で捜査を妨害してきたのは鶴巻幹事長との言葉が警察幹部から出てきました。
しかし、これまでの展開からみてみるからに悪役の鶴巻幹事長がラスボスとは思えないですよね。
私は一貫して、味方のフリをしている鴨井が一番怪しいと思っています。
敵は味方のフリをしているのがこういったドラマの特徴ですからね。
しかし、女性支援のNPOで働いていた鷲津の奥さんと鴨井大臣って、最近世の中を騒がせているNPO界隈の何かを想像してしまって、素直に観られないんですよね。
ドラマ制作の段階では、世の中を某NPOが騒がせるなんて想像もついていなかったのかな!?
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