1月から地上波で始まっている2023年冬ドラマ、今期は楽しみにしていたドラマが多くてたくさん観ています。
最も楽しみにしていたフジテレビの「罠の戦争」を#1、#2の2話続けて観ましたので、感想を書きます。
結論としては、期待を裏切らず面白い、草なぎさんの演技に引き込まれる、といったよい面がある一方、復讐の展開が観る前から読めてしまい、自分自身ドラマの観過ぎなのかな?と思うところもあります。
視聴のきっかけ
このドラマは言わずもがな戦争シリーズの最新作ですが、以前の「銭の戦争」「嘘の戦争」もとても好きなドラマでした。
同シリーズ、しかも変わらず草なぎさんが主演ということで、今期一番期待して観始めたドラマです。
そんなに楽しみにしていたのに、なぜ今期のドラマの中で最後に観たか?
それは、最近のフジテレビのドラマの凋落があまりにもひどく、同じフジサンケイグループの関西テレビのこのドラマも、質が落ちたのではないか?と一人で悶々と心配していたことが原因です。
そんな気になるならさっさと先に観ろよ!と怒られそうですが…
新鮮なキャスト、またかとげんなりするキャストが混在している
草なぎさんの演技力がすごいことは、私がこの場で書かなくても皆さん周知の事実だと思います。
今回も、特に怒りの表情を露わにするところが特によいです。
飄々としているようにみえて、内側に熱いものを込めている戦争シリーズの主役の皆さんは、とても好きです。
また、周りのキャストですが、特に若手の俳優さんたちは知らない人たちが多くて新鮮です。
ただ、秘書見習いの蛯沢さんを演じている杉野遥亮さんは「ユニコーンに乗って」に登場していた方ですね。
犬飼への復讐目当てに議員事務所に秘書見習いで入ったのでしょうが、なんとも平和なキャラで、なんとなくちぐはぐな感じを受けます。わざとあのような癒しキャラを一人入れておいたのでしょうか。
そして、設定上は大臣となっていますが、なんとなく小者感がただよっている犬飼、
これはドラマの設定上、無能なのに何かの間違いで大臣になってしまった政治家ということなのでしょうが、本田博太郎さんの演技力がなかなかよいです。
しかし、見飽きたキャストもいます。
鶴巻幹事長を演じる岸部一徳さんは、同じような役を何度も演じられていますが、この方は人気があるのでしょうか。私はもう見飽きているのですよ。
また、鴨井ゆう子を演じる片平なぎささんも、定番中の定番ですね。
ドラマの中の鴨井ゆう子は小池百合子都知事を意識されているのでしょうか。
まあおそらくこの鴨井ゆう子が、本当の黒幕で実はラスボスだったなんて展開も想像つきますよね。
議員の世界で一つだけ新鮮なのは、高橋克典さんが総理大臣を演じていることです!
特命係長もついに総理大臣ですか!調べたらもう58歳なのですね。
復讐の展開はもう一ひねりほしい
犬飼大臣の謝罪会見の原稿がすり替えられているところ、鷲津が記者に渡す写真が、虻川の想像していた写真と違うところ、なんていうのは正直ありきたりで、先の展開が読めてしまいます。
このあたりは正直もうひとひねりほしいのです。
ただ「事前にこうなるだろう」と予測した通りにストーリーが進むことですっきりした気分になることもあるでしょうし、もちろん単純な勧善懲悪をこのドラマに求めるのは自然なことなので、仕方ないと言えば仕方ないですね。
まあ犬飼を倒すだけでは、戦争シリーズとしては全くあっけなく、消化不良な展開でしょうから、真のラスボス登場を楽しみに観続けたいと思います。
鴨井が味方のフリをした敵だろう!(たぶん…)
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