Netflixで次々ハマるドラマが出てきて、地上波ドラマを観るのが減ってきました。
そのような状況でも地上波の2023年春ドラマの中でとても好きで観続けていた、TBSの日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官- 」が最終回を迎えました。
最終回まで泣けるドラマで満足度はとても高かったのですが、皆実が追い続けた41年前の事件の真相は、事前に予想できたもので「やっぱりな!」という感想でした。
41年前の事件の真相 予想通りだったこと、予想と外れたこと
視聴者のだれもが、主人公皆実が追いかけている41年前の事件の真相、つまり真犯人が護道家の中の誰か、もっとはっきり言ってしまうと、寺尾聰さんが演じる護道清二なのではないか、と疑っていたと思います。
護道家の中で41年前から跳梁跋扈できるのは、護道清二しかいませんでしたし…
仮に護道清二が直接手を下していないとしても、護道清二が事件をもみ消したのだろう、というシナリオは容易に想像がつきました。
実際のところ、護道清二が犯人だったわけでこれは大方の予想通りだったのですが、予想と外れたのは皆実の父親とされていた皆実誠が結構なワルだったということです。
これは最終回の手前まで、全く想像できなかった…
皆実の父である誠は殺人の被害者であり、かわいそうな人だというイメージが、一気に崩れてしまいました。
皆実誠を演じていた要潤さん、相変わらずこのような悪役が似合いますね。
また、皆実の母親である勢津子を演じていた相武紗季さんは、久しぶりにお見掛けしました。引退されていなかったのですね。
回想シーンで、家族4人で幸せそうに食卓を囲んでいるシーンは本当に泣けました。相武紗季さん、かわいいじゃん!
しかし、誰もがびっくりしたであろう最終回の大どんでん返しの一つは、皆実広見と護道心太朗が実の兄弟だったということです。
実の兄弟なら少しは顔の形や声紋など、どこか似ている部分があるでしょうが、そこはご愛敬ということでしょうか。
福山雅治さんと大泉洋さんでは、色々と違いすぎますよね。
日本のドラマは、やっぱりブレーキを効かせるなあ
ああ、やっぱり日本のドラマなんだな、と思ったのは#9の最後で護道泉が刺された後のことです。
アメリカドラマや韓国ドラマなら、ここで確実に亡くなっていますよ。
最終回では護道泉が意識を取り戻し、ラストシーンでは吾妻さんから食事を誘われしかも「おごるよ」とまで言われる始末です。観ていてズッコケてしまいます。
護道泉を演じていたジャニーズの永瀬廉さんは、人気も高いのでしょうしファンの視聴者も相当いるのでしょうから、そういった部分にも配慮したのでしょうか。
でも自分としては、こういったところでブレーキを効かせてほしくないのですよ。
護道心太朗の師匠である元捜査一課長も結局飛び降りて亡くなったけど、メインキャラはやっぱり亡くならないのですね。
ドラマの中でメインキャラやキーパーソンである誰かがやられてしまって、その悲しみや怒りが全てを解決するための力になる、なんて展開が自分は好きなのです。
この好みは個人差があるでしょうけどね…
続編の含みを持たせるラストはなかなかいいな!
皆実広見と護道心太朗が別れるラストシーンは成田空港でしょうか。
「また来週」という皆実の言葉に、護道心太朗が言葉を失い「どういうことですか?」とポカーンとする大泉洋さんの演技が面白すぎる!
そして、最後の最後に、普段は東北弁全開のコンシェルジュが英語を話していました。これも視聴者を笑わせようとしてくれたのでしょうか!?
兎に角、素晴らしいドラマだったので続編を期待したいのですが、アメリカでの捜査は日本でドラマ化できませんよね。
二人が帰国して、また日本で捜査するというドラマや劇場版ができてくれるといいな、と期待しています。
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