録画がたまっていた「霊媒探偵・城塚翡翠」#3~#5を一気に観ましたので、感想を書きます。
原作を読んでいなかったので#4を観終わった段階でも全く結末の予想がつかず、見事に騙されました。
展開が素晴らしかった!
香月史郎 #5は間抜けすぎる…
結局連続殺人鬼の正体が、瀬戸康史さん演じる香月史郎だったわけです。
以前の感想にも書きましたが、これまで瀬戸さんが演じてきた役とは一味も二味も違い、カッコいいなと思っていました。
しかし、#5は見事に翡翠の掌で転がされている感があり、殺人鬼であるにも関わらず、何だかかわいそうな人感がありました。
それにしても、縛っていたはずの翡翠から、時計やスマホを盗られても気が付かないとは…
そんなコトあるか?
ポケットに入れていたスマホを掏られて気が付かないというのはまだわかりますが、腕にはめていた時計を盗られて気が付かない、ということがあるのでしょうか?
よっぽどテンぱっていたのか、ただの間抜けだったのでしょうね。
推理の種明かしを翡翠が長々と話してくれますが、その間に警察がくるかもしれない、といった警戒心を全く抱かなかったのもすごい。
とてもじゃないが、#4以前のクールな感じの香月史郎と真逆でした。
饒舌な翡翠は自分のタイプではない
#5では今までの翡翠のキャラとは打って変わった饒舌なキャラでした。
これまでのキャラが演技で、むしろ#5のキャラが本性なのでしょうか。
自分で勝手にこのドラマの見どころだと思っていた、憑依するシーンがほとんどないな、と残念に思っていたのですが、霊媒師でもなんでもなかったということで、これまた見事に騙されました。
正直#4までの、なんとなくもじもじしていた翡翠のキャラの方が好きだったかな?
しかしよく考えると、連続殺人鬼と疑っている人とキス寸前まで行けるところもすごいです…
とはいえ、どちらにしても清原果耶さんの演技力は光っていたし、どんなキャラであっても見た目はドストライクであることは間違いありません。
おじさんは翡翠の顔目当てでこのドラマを観ているといっても過言ではない!
相変わらず何の影もない警察
前回の感想では警察の影が薄いと書いたと思いますが、影が薄いどころか影も何もないのがすごいです。
私が見落としていて完全には理解できていないのだと思いますが、#5の最後のシーンから想像すると、
①及川光博さんが演じる鐘場刑事は、香月史郎を最初から連続殺人鬼と疑っていた。
②そこで、捜査協力を翡翠に依頼した。
③捜査の一環として香月史郎と翡翠には両方とも捜査協力者として捜査情報を流していた。
④要は、翡翠におとり捜査のようなことをさせていた。
ということでしょうか?
犯人と疑っている香月史郎に対しても捜査情報を渡していて、それで解決した事件もある、ということでしょうか?
そうすると警察のコンプライアンスの問題や、香月史郎に対する情状酌量の余地などが生まれないのでしょうか。
しかし、警察が事件解決に貢献したことがほとんどない、という設定がすごい。
もちろん警察が解決してしまってはドラマとして成り立たないのはわかりますが、ここまで何もできない警察はドラマ上の役割が全くなかったのでは?
とりあえず5話でドラマ終了とならずよかった
私は#3~#5を自分の都合でまとめて観ましたので#5が終わってもinvert 城塚翡翠が続くとわかりましたが、
#4が終わった段階で#5が最終話と告知されたことから、城塚翡翠打ち切りか?なんてニュースがネットに流れていました。
とりあえず#5でドラマ終了とならなかったことは本当によかったですが、日テレさん、なかなかやりますね。
番組表でも最終回を示す「終」の文字が表示されていたようで、視聴者をはらはらさせた話題作りがすごい!
コメント