今期一番気に入っているドラマ「正直不動産」ですが、#7~#9まで観ました。
全10回と書いてあったので、なんと次回で終わりなのですね。
終わってほしくないな、と思うドラマも久しぶりで、ぜひ続編を希望したいところです。
このドラマは高校生全員に観てもらうべきではないか!?
やはりこのドラマは民放では放送できないのだろうな、と強く感じたエピソードが#7でした。
銀行員の榎本さんとともに、老夫婦にリバースモーゲージの提案をしに行く永瀬が正直にリバースモーゲージのデメリットを語ってくれたシーンは本当にすっきりしました。
金融機関のメリットが大きく、消費者のデメリットが大きい商品について、そのデメリットを詳しく説明するドラマは、スポンサーが金融機関の民放ではつくれないですよね。
リーバースモーゲージのデメリットなど、普通に義務教育を受けて高校大学と進んだとしても、なかなか教わらない話だと思います。
このドラマは、ある意味日本人が最低限身につけておくべき不動産の知識をドラマとしてわかりやすく教えてくれるとても貴重な素材だと思います。
義務教育の中学生までには早いとしても、日本の高校生全員にこのドラマを観てもらうと、日本人の不動産に対する基本的知識も向上してとてもよいと考えます。
地面師の服装
数年前に誰もが知る大手住宅メーカーの〇〇ハウスが地面師に騙されていましたね。
自宅の近所に住宅展示場があるのですが、〇〇ハウスの看板を見かける度に「あー地面師に騙された会社だな」と色眼鏡で見てしまいます。
永瀬と桐山のやり取りがとても印象に残りました。
桐山いわく「似合わないスーツを着た人たちとは仕事したくない」とのこと!
振り込め詐欺などの特殊詐欺の受け子たちも似合わない格好をしており、そこから怪しまれて摘発されるケースもあるとか。
しかし、本当の詐欺師は服装がマッチしないという単純なミスを犯すかな?と私は思うのですよ。
詐欺グループの末端の人間であればスーツなど買うお金も持ち合わせていないでしょうから、よれよれの服・汚れた靴・くるぶしソックス・サイズの合わないスーツを着るのは仕方ないと思います。
しかし、詐欺師の中心となって相手を騙しにかかってくるような人は、見た目もびしっと決めてくると思います。
部下を信頼してくれる経営者
#7~#9にかけて登坂社長と永瀬の昔のエピソードが色々と出てきます。
登坂社長のイメージがどうしても草刈正雄さんにマッチしないのは、前回の感想ブログに書いた通りです。
しかし原作通り、登坂社長は男気ある社長として描かれていて、本当にいい感じです。
特に#8のエピソードは、最初から詐欺案件だとわかっていて永瀬に対応を任せる登坂社長がすごいです。失敗したら経営者である自分が責任を取るつもりだったことも、最後に話してくれます。
このような経営者が日本にどれくらいいるのかな?と疑問に思います。
ドラマの世界なので美談なのはわかりますが、登坂社長と永瀬のやり取りにはグッとくる場面が多いです。
ただしつこいようですが、原作通り登坂社長がハットをかぶって出かける姿を観たいのですよね!
#9は本題より小ネタがよかった
#9は眺めのいい部屋を購入するかしないかのエピソードで、ミネルヴァ不動産と月下がやりあう件が本題なのだと思います。
しかし、榎本さんの肉じゃが、永瀬のヘアピン、桐山のモンブランの小ネタに、とても笑わされました。
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