2022秋ドラマで一番気に入っている「ファーストペンギン!」、録画がたまっていたのを一気に観ました。
とても面白いですし、あまりにも面白くて原作本もkindleで買って一気に読みました。
原作の主人公はやっぱりすごすぎた!
このドラマは実話をもとにしていますが、なぜ若いシングルマザーが畑違いの分野でここまで必死に頑張れるのか、という疑問を持ちます。
普通ならくじけて投げ出してしまいそうですし、くじけずに頑張ったからこそドラマにまでなっているのですが、原作を読むと主人公の坪内さん(ドラマでは和佳)が若いころ生死の境をさまよう大病を患ったことが書いてあります。
このエピソードがドラマでは描かれていませんでした。
代わりにドラマでは、若いころ自分の正義を貫いたが周りに裏切られて悔しい思いをした、というエピソードがありました。
主人公のベースに、「一度しかない人生、今をしっかり生きよう」という考え方があるからこそ、あそこまで必死になれるのだな、と妙に納得させられる背景があります。
ここはぜひドラマでも丁寧に描いてほしかったな。
ほかにも、原作では自分のお金を船団丸の口座に入金して、魚が売れたようにみせていたところなど、本当にすごいエピソードが多々あります。
ドラマでは尺の問題なのか、コンプライアンスの問題なのかわかりませんが、端折らないでほしいです。
#3の息子の気遣いが切ない
和佳が必死に頑張る姿はとても応援したくなりますが、#3で小さい息子が色々と我慢をしている姿をみるととても切なくなります。
このドラマの息子(進くん)は本当によくできた子どもです。
わがままを言ったり一切しません。
原作では、冒頭、息子が放つ衝撃的な言葉からスタートします。親と一緒にいたい、という願望をストレートに表現しただけなのでしょうが、原作のオープニングは本当に切ない!
さすがにドラマでは原作通りには描かれていませんが、小さい息子が色々と我慢して親に気を使うシーンは同じ子育て世帯として考えさせられます。
そして何より和佳と片岡が最後に言い争いをするシーン、片岡が和佳に放つ言葉がまたまた切ないです。「あんたがこんなんだから、子どもが遠慮ばっかりしちょる」
そうか、親が必死になっていることを知っている子どもは色々と遠慮してしまうのですね。
あー自分は必死になっている姿なんて子どもに全く見せたことがない、自分の子どもは遠慮もせずわがままを結構言っています!
子育てに正解などないので「気にするな」と言われればそれまでなのですが、観ていて色々と考えさせられてしまいました…
志田未来さんだとわからなかった…
エンディングで流れるキャストに「志田未来」さんのお名前を見かけました。
しかし、自分がドラマを観ている中ではどこで登場したのか全く分からなかったので、ホームページを調べてみるとなんと和佳のママ友の人だったのですね。
髪型からも全く分からなかったです。調べてみるともう29歳なのですね。
大昔「14才の母」というドラマで主人公を演じていましたが、その時のイメージをずっと引きずっています。
子どもを夜に預かってくれたりして和佳には本当に有難い存在ですね。
原作に登場する「フジイ」さんなのでしょうか。
でも原作だと18歳年上の存在ということなので、違う人なのかな。
困ったとき頼れるママ友が近くにいてよかったですね
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