前回#1~#5の感想を書いたNetflixの「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」、面白くてどんどん観進めています。
ウ・ヨンウを演じるパク・ウンビンさんは今まで存じ上げなかったのですが、色々とすごいです。(すごさを表現する語彙が貧困ですが…)
特にあの早口セリフをかまずに流ちょうにどうやって話しているのだろう、と疑問に思っていましたが、「実はNGシーンも結構出しています」というインタビューがNetflix公式YouTubeにありました。
全戦全勝というわけではない設定もまたいい
弁護士が主役のドラマであれば、その主役が法廷で戦うたびに勝つことが既定路線になっている気がします。
しかし、この「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」はヨンウが負ける裁判もあります。
#10の知的障がいのある女性に対する暴行事件の弁護は、裁判員の決定と裁判長の出す判決が異なり、結果として負けてしまいました。
このような既定路線をあえて外してくる進行がなかなか面白くてよいです。
しかし、#10で訴えられ有罪となった青年は大手弁護士事務所のハンバダに報酬はどうやって払うのでしょうか。
また、#9の笛吹き男のストーリーは子育てしている親としても、観ていてグッとくるものがありました。
名門塾の創設者の息子が子ども解放軍総司令官を名乗って、塾の送迎バスを乗っ取り子どもたちを遊びに連れていくストーリーです。
そんな子ども解放軍総司令官が、法廷で最後に子どもたちと抱き合うシーンは本当に感動した!
しかし#9ですが、おいおい判決はどうなったのだ!?
笛吹男が最終的に有罪になったのか無罪になったのか、執行猶予がついたのか等がわかりませんでした。
韓国ドラマ特有のドロドロ要素はあまりなくて、これまたよい
このドラマは強烈な悪役がほとんど出てきません。
ヨンウの母親がライバル大手弁護士事務所テサンの元代表テ・スミであることは、あっけなく#7,#8で明かされました。
ヨンウの父グァンホが、ヨンウを一人で育てることになった経緯もなかなか泣けます。
余談ですが、グァンホを演じているチョン・ぺスさんは、私が以前ドハマりした「秘密の森」で強行犯のチーム長を演じていた人です。
ヨンウと母親の関係が最後に何等かの火種を生んでいくのでしょうが、ドロドロの争いが今のところ出てこなくてよいです。
唯一悪役といえるのはヨンウと同じハンバダに勤めるクォン・ミヌ(腹黒策士)でしょうか。
色々とヨンウの足を引っ張るべく奔走しますが、正直他の韓国ドラマの悪役と比べると小者すぎて話にならない状態です。悪役になり切れていないでしょうか?
素敵な上司
前回の感想にも書きましたが、ヨンウの上司にあたるシニア弁護士のミョンソクさんがとてもいい味を出しています。素敵な上司です。
掟破りな対応をしてしまうヨンウに対して執拗に罰則を求めるクォン・ミヌ、
そんなミヌをミョンソクさんが一喝するシーンはとてもよかった!
ミョンソクさんが時々着用しているダブルのスーツもとてもカッコいいです。
他の視聴者は矢張りジュノさんが好きなのでしょうが、私はミョンソク弁護士がとても好きです。
最後までこのチームでうまく行ってほしいですが、ハンバダとテサンの争い、テ・スミの法務部長官就任を阻止するための陰謀などに、ヨンウが巻き込まれないでほしいです!
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