スペインのオリジナル版がとても好きだったので観始めた韓国のリメイク版「ペーパー・ハウス・コリア」
観進めるにつれて、オリジナルを踏襲した部分と韓国版固有の要素を盛り込んだ部分がうまく調和されていて、どんどん面白くなってきました。
絶妙に描かれる南北分断
スペイン版と韓国版で最も異なる要素が、韓国版では強盗団・人質・警察の3者において全て南北の人たちで混成されているところです。
だからこそ、様々な場面で南北分断が描かれています。
#2で人質たちを南北出身者に分け、それぞれがぞれぞれを監視するようにルール設定するところがなかなかすごい!
また、このドラマの主人公(?)のトーキョーは、韓国版では北出身です。
(「?」を入れたのは、このドラマの主人公が教授なのかトーキョーなのか自分でもいまだにわかっていないからです。
オリジナル版では衝撃の最期を迎えますが、物語全体がトーキョーが過去を思い出しながら語っているようなので、一応トーキョーが主人公なのかと解釈しています。)
強盗団同士で仲間割れするシーンでも、南北分断を思わせる挑発的なセリフが飛び出します。
韓国版固有スパイスとして、ドラマの後半戦でも何か大きなハプニングがこの南北分断設定に関連して起こらないか楽しみです。
スペイン版・韓国版 ともにウザいキャラ!
オリジナルのスペイン版でも、リメイクの韓国版でも鉄板のウザいキャラとして登場するのが、スペイン版のアルトゥーロ、韓国版では名前がわかりませんが局長です。
嫌な奴の王道を行っており、心の中で「早くいなくなってくれ!!」と思いながら観ています。
しかし、何だか笑ってしまうのが、スペイン版と韓国版で演じている役者さんの顔が似ている気がするのですよね。
スペイン版で演じているのは、エンリケ・アルセさんという方
韓国版で演じているのは、パク・ミョンフンさんという方
パク・ミョンフンさんはどこかで観たことがあるな、と思っていましたが、「愛の不時着」でジョンヒョクの婚約者と自称していた音楽家のソ・ダンの叔父さんを演じていた人でした。
韓国版ではスマートウォッチを使って外部と接触を図ろうとするところは、さすが韓国版という感想を持ちました。
しかしこのキャラ、オリジナル版とは異なり、韓国版ではなんと#3のラストシーンでいきなり撃たれてしまいます。
早々と退場か、しぶとく生き残るのか、これまた今後の展開が楽しみです!
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