録画がたまっていて、なかなか観きれていないのですが、2022夏ドラマも次々と佳境を迎えております。
今期一番のお気に入りドラマといってもよいかもしれない、TBSの「石子と羽男」のエピソード7,8をまとめて観ましたので、感想を書きます。
心温まるドラマで、特に#8は絶妙な親子関係が描かれていてとてもよかったし、ぐっときました!
#7で明かされた石子が司法試験に落ち続けている理由
このドラマを観ていてずっと気になっていたのが、なぜ石子が切れ者なのに司法試験に4回も落ち続けているのか、ということでした。
いつこの理由が明かされるのだろうと思いながら観ていたのですが、ようやく#7で明かされました。
司法試験当日、会場に向かう際に交通事故が目の前で発生し、トラウマになっていたのですね。
私も似たような世界にいますが、専門学校の成績はとてもよいのに本番の試験では成果を出せず落ちる人がいるものでした。
本試験では緊張しすぎる人、今までみたことがない問題に遭遇するとフリーズしてしまう人などがいるのですが、石子のパターンはかわいそうすぎるパターンです。
気になったのは、石子の父親で弁護士のわたろうは、このことを知っているのでしょうか。
知っているなら「もう無理して受験し続けなくていいよ。」と言ってあげてくれるとよいな、と思いました。
ゲストの俳優さんがいい味を出しています
#7はDV親父の役で野間口徹さんが、#8では実際に訴える店主として梶原善さんが登場します。
二人ともよく見かける俳優さんです。
#7の野間口徹さんはこの方に罪はないのですが、演じる役が結構嫌な奴の役が多くて、「うわー、また悪役だな」と先入観が…
実際に#7は先入観どおりの悪役でした。
しかし、野間口さんが演じた男、古い家に住んでいたようですが、なんであんなに偉そうだったのだろう?
詳しく描かれていなかったけど、仕事は何をしている設定だったのだろう?
DVを始めるきっかけになったことは何なんだろう?
そして#8の梶原善さんは「鎌倉殿の13人」で演じた殺し屋の役のインパクトが強すぎて、もう殺し屋にしか見えません!いつも口を尖らせているのはこの方の芸風なのでしょうか?
そんな殺し屋を演じた人が、今度は隠れ家をコンセプトにしたレストランの店主を演じるだって!?
なんとなく違和感があったのですが、ドラマを観進めるとすんなり受け入れられて、やっぱり役者さんはすごいな、と思ったところです。
#8は親を思う子の姿も描かれていて、グッときました!最後の「試食していってくれ、3人で」という信彦のセリフはとてもよかったです。
その後の石子とわたろうのやり取りのシーン、石子がため口になるところがとてもよかったです!
古巣の相手(しかも大手)と戦うと熱くなりますよね
このドラマの主役の羽男は、元々はそこそこ大きな弁護士事務所に所属していたが、何等かの理由で退職して今の石子のお父さんが経営する事務所に所属している、という設定です。
#8では裁判の相手(被告)が、羽男が以前所属していた弁護士事務所を雇って、実際に因縁のある相手と法廷で争っています。
この設定は自営業をしている自分から観て、羽男を全力で応援したくなりました。
弁護士で個人事務所をしており個人の顧客中心で営業していると、大手弁護士事務所が相手になる案件ってなかなかないでしょうが、#8の設定はとてもよかったです。
結果的に今回の訴訟は負けることが勝つこと、要は世論を味方につけること、というすごいアイデアで実質的に相手を打ち負かしていました。これは観ていて本当にスッキリしました。
羽男さんよかったですね!
恋愛要素を薄くしてくれてありがたい
石子と大庭は一応交際している設定になっていますが、#7では石子が羽男にパソコンをいじってもらっただけ、#8は羽男も一緒に3人で山形料理を食べるだけで恋愛要素が薄くてよかったです。
大庭がなんだかどうでもいい人のように描かれていて笑えるのです…
しかし#9の予告をみると大庭がまたしても事件の当事者になるようですね。
交際している設定の石子は#9ではどのようにふるまうのでしょうか?
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